先日、Facebookを見ていたら、あまりにも悪質な広告が配信されているのを目にしました。これは絶対に皆様に注意喚起しなければと思い、今回記事にすることにしました。
さんまさんを騙る驚くべき広告の手口
問題の広告は二つ。一つはタモリさんが起訴されたという内容で、タモリさんの顔写真が使われていました。もう一つはさんまさんの顔写真と共に「さんまが教える大金持ちになる方法」といった内容。どう見ても怪しい広告タイトルでしたが、今回はさんまさんの広告をクリックしてみることにしました。
読売新聞オンラインを偽装
クリックして最初に表示されたのは「読売新聞オンライン」という文字。しかし、URLを確認すると読売新聞とは全く関係のないものでした。ロゴにリンクはなく、ハンバーガーメニューや他のメニューもクリックしても何も起こりません。通常URLリンクがあるべき場所にも何も含まれていないのです。
さらに驚くべきは、「明石家さんま選手の生放送での発言で日銀が提訴」という全く意味不明な文章。「明石家さんま選手」という表現自体すでに不自然です。この時点でこの広告が怪しいものであることは明らかです。
アメトークを悪用した偽情報
中身を見てみると、「アメトークの中でさんまさんが秘密を公開した」と書かれていました。これは明らかに写真の無断使用です。実際にはアメトークにさんまさんが出演していたとしても、この広告の内容は全くのデタラメでしょう。さんまさんの話し方とも全く違いますし、蛍原さんの相槌も作り物のように感じます。「一日何千ドルも稼げる」という表現も不自然です。通常日本円で表現するはずです。こういった点は、一般的な詐欺広告によく見られる特徴と一致しています。
巧妙な手口とランディングページ
リンク先は「ポートフォリオオインサイトハブ」という場所に飛びます。以前、ホリエモンさんや前澤さんが自分の顔写真を勝手に使われてFacebookと争ったことがありましたが、今回初めて著名人の名前と顔写真だけでなく、内容までデタラメな広告を目にしました。これは本当に信じてしまう人がいるのではないかと心配になります。「生放送でやっている」と書いてありますが、絶対にそんなことはないでしょう。調べればすぐにわかるはずです。まずは公式サイトなどで本当にそのような放送があったのかを確認することが重要です。決して鵜呑みにしてはいけません。
マツコ・デラックスや徹子の部屋も悪用
さらに、別の広告ではマツコ・デラックスさんの写真が無断使用され、徹子の部屋に出演した時の写真まで使われていました。これも絶対にありえない内容です。さんまさんと蛍原さんの会話と同じように、「お金持ちになるために働く必要はない」という内容が繰り返されています。
読売新聞も注意喚起
読売新聞自身もオンラインで偽ページへの注意を呼びかけています。著名な俳優が仮想通貨の取引で利益をあげたという架空の記事が掲載されているとのこと。URLはyomiuri.co.jpではないため、見分けることができます。
Facebookではこのような広告が普通に配信されているため、皆様には十分に注意していただきたいです。もし怪しい広告を見かけたら、ぜひ情報提供をお願いします。
#Facebook #広告 #詐欺 #注意喚起 #偽広告 #なりすまし #有名人 #読売新聞 #アメトーク #情報リテラシー